『コスチュームジュエリー』展 at 京都文化博物館

2月17日(土)にスタートした表題の展覧会に奥様と出掛けた。研究家の小瀧千佐子氏のコレクションを中心に凡そ450点の衣裳を引き立たせるブローチ、イヤリング、ネックレス、マスク、ブレスレット、クリップなどが洗練された空間で輝いて見える。1920年代から1960年代にわたるフランスやアメリカ、イタリアのデザイナーたちの仕事(ポール・ポワレ、スキャパレリ、シャネル、ディオール、サンローランから小生初見のトッポ、シス、バレッティなどなど)が並ぶ。ファッション写真を撮っていたマン・レイにもつながる名前が多いので、とても参考になった。ミクストメディア『月夜のノクターン』に埋め込まれている模造ダイヤの発想もこのあたりかと…… 撮影可能エリアがあったのでパチリも少々。資料展示に国際アール・デコ博覧会(1925年)のポストカードがあったので、欲しくなり困った。マン・レイが自伝で言及しているポワレの住居なのですな、彼の国にはいまでもあるかしら…… 尚、展覧会は4月14日(日)まで。

"カメリア"モチーフのクリップとブローチなど。制作メゾン・グリポワ 1930年代、フランス


ケネス・ジェイ・レーン デザインのネックレス 1965年、1970年 アメリ

「ダイヤモンドやエメラルドといった宝石を素材とする縛りがないコスチュームジュエリーは、自由自在に心の赴くままデザインをおこし、素材を指定して表現することができる。特に宝飾の歴史のないアメリカで、よりユニークで楽しい作品が誕生したことは想像に容易い」(解説)

樹脂と新聞を素材としたブレスレットとブローチ ウゴ・コレアニ デザイン 1980年代 イタリア
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三島喜美代じゃありませんか。