シュルレアリスム美術をどう語るか

 午前中に西大路七条まで出掛け、写真の焼き増しが終わる時間を利用しコロラドコーヒー店で、ゆっくりと水声通信最新号(2008年3-4月合併号)の林道郎、鈴木雅雄両氏の往復書簡を読む。「壁の絵/本の絵」の論旨が面白いな、進めているカタログ論のヒントをいくつも頂戴した。オープンエアーになった店内は良い気持ちだが、花粉持ちには恐い。踏み込んだシュルレアリスムの地平をどう切り込んで行くか、新しい研究者達の問題提起を読みながら、ナイーブなシュルレアリストとしては、コレクター的心情を客観化する、突き放すべき論理を持ちたいと願う。

 送付する写真にメモを付け準備。若干の整理と再録テキストの入力。「マン・レイ展のエフェメラ」をどう書くか、苦悩が続く。