神奈川近代文学館 再訪

8時18分小馬伝町発の日比谷線で中目黒。東急東横線みなとみらい線と乗り継いで元町中華街へ。先週特別資料の閲覧を申請した神奈川近代文学館を訪ねる。---日曜日も開館されているので助かる。戦前京都の詩人達に関連した手紙と詩集と詩雑誌。交流の様子をひもといているとタイムマシーンに乗っている感覚だ。古い紙モノ特有の香りに包まれ良い気持ちとなった。でも、肉筆からの転記やコピー頁の依頼など、やるべき事は多く、時間が足りない。昼食休憩を30分とったが、作業を続け、係の人達の助けを借りる。カラー、モノクロ合わせて300枚となると、終了は閉館まぎわ、疲れてしまった。本当は、ゆっくり詩集を読みたいのだが、京都からでは、何度でもとはいかない。
 コピーを受け取ってから、フランス山をブラブラと歩き、元町を抜けてJRの石川町駅へ。ハイカラな港町をブルトンの書籍を抱え、人生を考える。街に溢れる、さまざまな恋人達。現実と紙面に残された愛との違いはなんだろうか。そんな、答えを次の本には求めてしまうのかな。新横浜駅で切符を変更し、早めの「のぞみ243号」(17時39分発、京都19時43分着)へ。キオスクで「21世紀出陣弁当」と500mlの缶ビール2本を求め、一息。熱海の海岸を見つつ鳥居昌三氏を思った。「TRAP」についても言及することになるだろうな。