吉田家 3時30分の光


吉田塾2014年 第5回「節分の室礼〜春を迎える〜」

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昨年の6月から参加させていただいた吉田塾2014年「京町家歳時記」も、今回で最終回となった。四季折々の町家の暮らしを吉田家御当主、吉田孝次郎氏のお話を聞きながら楽しむ集まりで、京都人の美意識を垣間見せてもらえる絶好の機会、今日のテーマは「節分の室礼〜春を迎える〜」だった。
 前回までのテーマは下記。
第1回 6月15日(日) 冬座敷から夏座敷へ〜夏の室礼を楽しむ〜
第2回 7月20日(日) 祇園祭を迎える町家の室礼〜表現の場としての屏風祭り〜
第3回 9月28日(日) 夏座敷から冬座敷へ〜冬の室礼を楽しむ〜
第4回 1月10日(土) 正月の室礼〜新しい年を迎えた京都の町家〜

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新町通蛸薬師上ル 吉田家(左)と三井ガーデンホテル京都新町別邸(右)--旧松坂屋京都業務部

早めにうかがって空間の様子などを愉しませて頂き、写真を幾枚かパチリ、パチリ。


3時30分
吉田氏は学生時代の話しをされた後、そろそろ、よい頃かと一同を主人の間に案内し、障子越しに入る光の美しさを堪能させてくれた。床の間には富岡鉄斎の扇画、敷物の色彩がアバンギャルドですごい。底冷えのする京都の町家、お水取りまでは厳しいですね。火鉢で手を温めながら、つかのまの光の演出を楽しむ御当主のたたずまいは、凜として美しい。庭には春の気配がいくつか顔を出しています。

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正月の雪は大変で---
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新町通蛸薬師
通りを横切る電線が無いのは、山鉾巡行のためだね、今年の後祭りはどんな様子だろうかと、待ち遠しい。