林画伯の展覧会と[SUMUS]全員集合


遠くへ ランボオ

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林画伯の油彩画・水彩画・コラージュ・古本による還暦記念展『やっぱり、本』が本日からメリーゴーランドKYOTOで始まった(22日迄)。11時の開場をめがけて訪ねると、すでに多くの観客が作品を楽しんでおられる様子だった。

碧 マレの少女、たける など

公園 など

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富小路四条下ルの徳正寺を会場に、3時からの一箱古書市に続いて、(還暦)記念イベント[SUMUS再結成トークライブ]スムース同人集合!が開かれた。若いファンの多い書き手が揃っているので、会場は早くから熱気に包まれている。聞くところによるとテレビの取材も行われるなかでのトーク開始だった。古本好きに特化した同人誌「SUMUS」の生い立ちなどを岡崎武志氏の軽妙な進行でお聞きした。林哲夫さんが震災で倒壊した自室で「ARE」第3号の表紙を描いたと話されたり、荻原魚雷氏が、大学で「京都、若い人、古本好き」のキーワードから扉野良人につながったと、「ぼそぼそ」(良いキャラクターと云う意味で)と言われて好感をもった。「SUMUS」は、古本の楽しみがなくなる最後の時代に登場した同人誌だったと聞いた。


一箱古本市

スムース別冊「詩集」16頁、領価500円(税別)

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詩の掲載は原稿の到着順。遅筆の話題などでも盛り上がった。最後の福引きには豪華賞品が用意されていてびっくり、欲しいです。そして、観客からの最後の質問に、アスタルテ書房の佐々木一彌氏の思い出話を聞きたいと手があがった。人のつながりは面白い。古い京都の街では複雑にからみあっています。

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荻原魚雷プレゼント 東郷青児の扇子

林哲夫プレゼント 自作水彩

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トークの打ち上げは、富小路四条上ルのト一(といち)食堂。関東から来られた初対面の方から文学の話しをお聞きした。刺激的な夜だった(3次会については、改めて報告します)。

「トー」って読むんですかと、南陀楼綾繁氏。

記念写真

扉野氏が離席されていたので、改めての記念写真。