弦を張りました。

  
通勤途上の桜も満開です。マン・レイ展のポスターは50×35cm。
二日酔いもなく一週間の仕事を始める。4月1日の通勤地下鉄では入学式次第を手にするD大生、背広姿の若い人達は18・19歳ということだし、母親と連れだった女子大生も希望に満ちて良い気分。会社でも入社式が行われ初々しい自己紹介に、こちら側も身を引き締める。彼ら彼女らの「これから」を応援したいと思う。誠実で素直にやっていって欲しいと願う。
 帰宅するとミネアポリスから展覧会のポスターが届いていた(現地3月26日発)。ジュネーブのGalerie Sonia Zannettacciが1980年12月9日から翌年1月31日まで開いたマン・レイ展のポスターで、入手しようとしたのは二度目となる。実は展覧会を知った時に直接画廊へカタログとポスターを注文したところ、ポスターの方が簡易包装の為にしわくちゃで日本に送られて来たのを覚えている。残念だけど再度、画廊に注文するのもいやなので、そのままにしていたところ、先日、ネットオークションに出品されていたのに気がつきビットをした訳。競争相手はいなかったけど、アメリカ以外への発送は受けないとの返事、しかし、わたしのメールアドレスが「マン・レイ狂い」そのものなので、送りましょうとの好意になった。有り難い事である。ポスターの図像がマン・レイの有名な写真「アングルのヴァイオリン」に弦が張られている写真(1924/1965)なので、マン・レイの自由な発想に痺れた事をやはり思い出した。状態も良くピュアな感じで、求め続ければ、なんとかなるんだと嬉しくなった。