飛行機雲ふたたび-IV


シャガールの画集とハンスリヒターの『ダダ---芸術と反芸術』(後方)

名古屋・栄(写真集『飛行機雲』より)

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Yさんはデザインの勉強をしていたから、センスも良く、誘われて錦1丁目の桜画廊で開催されていた『3.3m2×10』と云うデザイナー達による展覧会(1971.5.10-17)を観た。その時、画廊主の藤田八栄子さんが「あなた達は、若いから」と言って、リーフレット形式のカタログを渡してくれたのだが、これが、エフェメラ好きとなった原点かと思う。その時、高松次郎の便箋『遠近法』を二人で買い求め、しばらく、手紙のやりとりをした。先日、大阪の国立国際美術館での高松次郎展にこの便箋が展示されていてびっくり、使わずに残しておけば、良いコレクター・アイテムなんだけど、19歳の時はコレクターではなかったから、しかたないか。

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自室で