「ちょっと変なヒトです」

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イギリス繋がりで、久しぶりに伊丹十三の『ヨーロッパ退屈日記』を読んでいる。映画「北京の55日」の記憶もあったので面白く、70年代のひねくれた京都生活のオアシスとなった本である。当時の本は手放してしまったので、改めて新潮文庫でパラパラ。イギリス男性のお洒落やパリの美しさなど、やっと実見したわたしとしては、納得が沢山つまっているが、40年近く引きずってきたのかしら。この歳になると「これだけは知っておこう」の「ハラキリ」薀蓄の頁で手を止めてしまった。

 上図、カバーのキャッチ・フレーズは山口瞳。当時読んだのは、『女たちよ!』(文芸春秋1968)、『小説より奇なり』(文芸春秋1973)、『問い詰められたパパとママの本』(中央公論1973)、『再び女たちよ』(文芸春秋1974)、『日本世間噂体系』(文芸春秋1976)など