東松照明『水害と日本人』

健康自転車ペダル 5,761歩

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賀茂川高野川合流・賀茂大橋 7月3日 14:21

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 深夜から夜明けにかけて携帯のアラームが何度も鳴り、京都市内の大雨や土砂災害警報を知らせている。雨足は強く、寝入るのに躊躇。それでも、昼間は青空が広がり暑い一日となった。『橄欖』の納品で市内を自転車健康ペダル。賀茂大橋の濁流は色が違いますな。でパチリ。林画伯に教えてもらった古書店を探し、久しぶりに一冊。東松照明のデビュー作『水害と日本人』を手に取る。写真については岩波映画製作所とあるのみで東松の名前はなく、廉価で頂戴しました。伊勢湾台風に遭遇した世代としては、写真での記録の重要性を思う。昨年の3月に『やきものの町 ─ 瀬戸 ─』を入手したので、東松のデビュー作は二冊揃いました(嬉しい)。

 帰宅するとテレビで熱海市伊豆山地区での土石流の凄まじいニュースが流れている。ほんと、厳しい国に住んでいるの感を持つ。亡くなられた方々、被害にあわれた方々に深く哀悼の意を表すと共に、謹んでご冥福をお祈り申し上げる。治水が政治の根幹なのだけど。

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東松照明『水害と日本人』岩波写真文庫 124 18.3×12.7cm pp.64  1954年9月5日発行