聖アグネス教会聖堂-2

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20211108212646j:plain塔屋 薔薇窓、トレーサリー窓(上)

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 カタログによると「塔屋は階層毎に窓のデザインが異なる仕様で、建築家・ガーディナーはステンドグラスの設計も行っている」

f:id:manrayist:20211109092122j:plain塔屋 縦長窓

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 下掲のカードはフランドルの画家クエンティン・マサイス(ca.1465-1530)が描く聖母子像。彼の画風は宗教画から風俗画へ移る過程で技巧的で優雅になったようで、ダヴィンチに傾倒し、多大な影響を受けたといわれる。
  カードを手にしても、すぐには理解できなかったが、これは「乳幼児のくる病予防のビタミンD処方の案内」日照時間の少ない欧州では、太陽光で作られるビタミンDの補給は必須であるそうな「母親、新生児、子供 どんな食べ物でも飲み物でも合うそうです---」

f:id:manrayist:20211109093643j:plain12×20.8cm

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余談 11月2日から京都市京セラ美術館で開催中の『モダン建築の京都』展に刺激された市内の建築物報告をさせていただいている(本ブログではキーワードを「建築京都」とした)。展覧会では36件の建築を「厳選し、貴重な資料とともに紹介」しているが、オフィシャルブックでの紹介は、100件にのぼる。すべてを拝見しブラパチすることは出来ないが、「撮り鉄」時代の1970年頃「現有19形式全撮影」などと全国を行脚した血が騒ぐ部分があるように思う。── そのためか、建築の説明が鉄道ファン的になってしまった。これが、不思議なんです。

 本ブログでは原則として編年体で紹介の予定(展覧会でのセクション分けは、素人には難しい)。本日までで、おおよそ19世紀後半の竣工物件を紹介し終えた。毎日、ご訪問いただいた皆様に感謝申し上げます。ちょっと休憩した後、1900年代に移りたいと思うので、ご期待ください。