村井銀行七条支店

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2021.11 村井銀行七条支店 p.279 竣工: 1915年 煉瓦造地上2階(一部1階)建 設計: 吉武長一 施工: 清水組。村井銀行倒産以降、戦後は東邦生命七条支店、セカンドハウス西洞院店など、近年は飲食店として利用されていたが、撮影時には「テナント募集」の張り紙あり、外壁のグレー塗装がいつ行われたは判らないが、2006年には「市民が選ぶ文化財」に選定されている。

 カタログの記載を要約すると「正面ファサードはドリス式オーダーで、古代ギリシア形式に則り半円柱は柱礎を持たず、基壇の上に直に立つ。柱上の水平梁状装飾帯構成は古代ローマ的」で、「小振りながら細部に幾何学的装飾、古典様式の名残り」がありと、京都風光には詳細な解説がなされている。

 

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七条通北側

[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』