藤井斉成会有鄰館第一館

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20220203090121j:plain2021.12 藤井斉成会有鄰館第一館 p.251 竣工: 1926年 鉄筋コンクリート造地上3階建 設計: 武田五一 施工: 大林組。銘板等によると本作は、滋賀県出身の実業家・藤井善助(1873-1943)が収集した中国の美術工芸品を展示し、あわせて学術資料として保存するために建設された美術館(近代的な民間美術館では現在最古の建築遺構)。頂部に18世紀の中国・乾隆年間製の黄釉瓦を葺き、屋上には北京の紫禁城から移築された朱塗りの八角堂がのるが、外観は装飾が少なく、壁面は平滑な仕上げである。また、内部は陳列室の折上格天井の各格間に東洋風の模様の布張り、陳列ケースも中国風意匠と云う。
 一般公開は原則として、2月-7月、9月-11月の毎月2回(第1・第3日曜)12:00-15:30。中国美術には、まったくの門外漢であるが、拝見せねばと思う。

 

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[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』