14.9 × 12 cm 4pp.
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先日、報告したパリからの荷物の内容物は、上掲の小さなカタログで、1931年4月にカンヌのアレクサンドル三世画廊で催された『マン・レイ写真展』の折のもの。ピカビアがテキストを書いたことで知られ、小生も50年来探してきた、それが現れたので歓喜、これまで現物が市場に出たことはないと思う。展覧会等での展示もないように思う。
マン・レイの自伝『セルフポートレイト』(1963年)には「復活祭の休みのあいだにカンヌは金持ち階級の人々でいっぱいになるだろう…… もう写真も、絵画や彫刻にのみ奉仕してきた画廊に展示して、芸術として世に問うべき時である」と凡そ50点の写真を持ち込みピカビアの協力のもと展覧会を開催。ピカビアが寄せたテキスト評や画廊主とのやりとり、会場の様子、カタログやポスターの制作、写真がやはり売れなかった事などが詳しく書かれている。小さな頁を開くとソラリゼしたリー・ミラーの横顔写真(複製)が貼付けてあるのです。知らなかったけど、かっこいいのですよ(ウフフ)
「DHLから佐川急便」→ https://manrayist.hateblo.jp/entry/2023/10/17/060000
マン・レイが撮った画廊の外観、それが、現存するのです(下図)、びっくり、嬉しい。
2023年4月 シアターアレクサンドル三世 グーグルストリートビューから引用(感謝申し上げます)