丸太町七本松の京都市中央図書館へ


雨が降り出す前にと思って、昼食後すぐに丸太町七本松の京都市中央図書館へ出掛ける。最近のシステムでは一回に10冊借りる事が出来るので、資料調べに助かる。映画関係を中心に選ぶが、棚に並んだ詩書の中に古俣裕介の「<前衛誌>の時代」(創成社、1992年5月刊)があり加える、この人1951年生まれでわたしとほぼ同世代。序文に1920年代という言葉の響きに、まるでその時代に生まれ、息きをしていたかのような錯覚を覚えると共に、ノスタルジアに似た懐かしさと、血が騒ぎ肉が踊る疼きを抑えることが出来ない奇妙な感覚に捕えられてしまう。それをなんとか文章に置き換えることは出来ないだろうか。それが、ここ数年来の私の願望であった。」とあり同感である。さらに、河野仁昭さんが洛西書院から「小庭記」(2007年10月)と「詩への小道」(2009年3月)の二冊を出されていたのを知る。10冊借りると鞄がいっぱいで重い。外に出ると雨が降り出していた。