珍しいマン・レイのポスター2点

パリ在の知人がマン・レイ展の珍しいポスターを送ってくれた(現地7日発)。オークションの会場から直接発送手配をしてくれた様で「感謝・感激・雨・ユーロ」です。
1)マン・レイの「蘇ったマネ・キン」展は、ジヤン・ペティトリーが同名の書籍を出版するのに合わせてオディオン通りのロリエの画廊で開催した展覧会。印刷がギイ・ルヴィス・マノのG.L.M. 装幀が当代一のメルシェール。マン・レイのオリジナル写真が貼り込んである同書は超稀覯本、もちろんマン・レイ狂いなので架蔵、これで、出版案内状とポスターとが揃ったので嬉しい。---『マン・レイ展のエフェメラ』に掲げた「探求リスト」の一つだった訳。---この嬉しさ判りますか。ポスターの意匠は装幀家のメルシェールによるもの。この場所に在ったんだなと、グーグルの地図で現在の建物を検索してみた。9番地の建物は「Arts & Autographes」と云う店舗、その隣はシャッターが降ろされている。パリに行く機会があつたらブラブラしてみたい。

64.5 x 49.6 cm

                                • -


LIBRARIE-GALERIE SIMON LOLIEE 1966, 9 rue de L'ODEON PARIS 6e

2)この講演案内ポスターは、赤い刷色がキュートで、右下の塔がサン・ジェルマン・デュプレ教会なのでユンヌ書店を思ったりして、マン・レイ「レイヨグラム」についてどんな話しをしたのか、「光の時代」のテーマ性も興味深いし、いやーーーあ、参加したい。この臨場感が日付と場所が記載されたポスターの魅力だな。パリのアメリカンセンターでのマン・レイ展「マン・レイへの挨拶」は1967年だったと思うが、講演会はその後なのか、それとも展覧会の記録が間違っているのか、調べる事が現れて嬉しい。これもグーグルで現在の街の様子を調べてみた。先年、パリに行ったときドラゴン通りを歩かなかったから、次回はブラブラしたいと、続けて思った訳。

53.6 x 37 cm

                                • -


CENTRE CULTUREL AMERICAIN 1969, 3 rue du DRAGON Paris 6e
40年も昔の事柄、今は韓国料理店となっている。角に出ればサンジェルマン大通りで、教会もすぐ