ガーデン席で読書


モダニズムの詩人(?)・竹中郁が渡欧しマン・レイと出会った頃まで執筆が進んだ「戦前京都の詩人たち」に関する原稿をだらだらといじる。資料をざっと読んだだけでは、自分の言葉に置き換わらない。悪い頭を整理する為、夕方の時間をイノダコーヒのガーデン席で過ごす。足立巻一の「評伝竹中郁」と青木重雄の「青春と冒険---神戸の生んだモダニストたち」を読み直した。噴水の水音も光のかげんも珈琲の味も、申しぶんない。写真もパチリ。

 創元社からポケット・フォト・シリーズの日本語版が刊行されたので、「マン・レイ」の巻を求める。メリー・A・フォレスタのテキスト「光を聴く」は野村春久の和訳。定価:1400円+税。