1970年代 at galerie 16


寺町三条一筋下ル時代のギャラリー16に入った最初は、中部学生写真連盟の後輩だったOさんが遊びに来た時で、祇園祭山鉾巡行の日の午後だったと記憶する。当時、勤務先は巡行当日は半ドンだったので、7月ははっきりしているのだが、年がはっきりしない、作品を買うことになった1976年前のような気もする訳。巡行の日は鉾の写真を撮ったりした後、朝日のビヤホールで飲んでブラブラ歩いていた時に、ふと見た小さな画廊にアングルのヴァイオリンのリトグラフが掛かっていて驚いた。それが、ギャラリー16との出会いだった。リレートーク二日目の1970年代は、わたしと美術との出会いの時代だから、とても重要な訳で、今宵も楽しく参加させて頂いた。
 トークの内容にいては、メモをとったりしたけど、ここでは展覧会「The Party」のスライドについて書いておこう。展覧会は1975年7月8-13日の会期で開かれた三人展。飛び入りでマン・レイメトロノームが参加している。その経緯を出品作家の植松奎二さんが説明してくれた---産婦人科で三人の心音をテープに録音させてもらい画廊で流したとの事で、記念写真におさまる三人の右端に、メトロノームを抱えるマン・レイの写真が掲げられている。この展覧会を知らないから最初の年は1976年だろうか?
 画廊の井上道子さんは「自分の年齢もあるけど、70年代は面白かった、自分にフィットしていた」と締めくくりに語ってくれた。---今日もヨッパラッテいるので、ここで終わり。