旧玉屋ビル リゴ23
帰省して「あいちトリエンナーレ2013」に参加した。美術展なので「参加」というのも可笑しいが、ほとんどの会場で写真撮影フリーとあって、多くの人がカメラを向けて歩き回っていて、「観る」というより「参加」が似合う雰囲気だった。みなさんtwitterやfacebookあるいはBlogに載せるのでしょうね(わたしもですが)。お天気の良い土曜日、ものすごい観客の数に、ボランティアの人達も楽しそうで青森など全国各地からのお客さんが来られたとの事。このトリエンナーレは広報が上手くいったのか、メディアの露出も多く、街おこしとしては、成功したのではないだろうか。そろいのTシャツ姿を目印に長者町エリアから歩いてみた。
八木兵 丸の内8号館 山下拓也
八木兵 丸の内8号館 奈良美智
八木兵 錦6号館 シュカルト
伏見地下街 打開連合設計事務所「昭和時代階段」左側に古書店・Biblio Mania in アジト
アートラボあいち 西岳拡貴「うねりあう思考と永久行為」
名古屋市美術館の展示にも参加してみた。アルフレッド・ジヤーなど意図は判るけど、構成が今ひとつといった印象。他の作家も大味なんだよね、それで、常設に回って大好きなフリーダ・カーロの「死の仮面を被った少女」と再会、しばらく見つめた、どうして、1938年に惹かれるものが多いのだろう。北脇昇の「春に合掌す」も良かったし、出口の上段にさりげなく掛けられた河原温の「1981年8月19日(Todayシリーズ)」が、ブルーで、ちょっとひねって掛けたなと嬉しく思った。それで、別室に移動したら村上友晴の寡黙な黒い絵画にであって、これだよなと感激。「十字架の道」「十字架」「マリア礼拝堂」静けさのなかで、深い愛情が続いている。あいちトリエンナーレの参加者とは、世界が違うのかな。
白川公園
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幾つかの展示で、準備作業の映像が流されていた(インスタレーションかも)けど、解説しなくちゃ伝わらない仕事って、「何よ」と思った。観光地風の景色に仕立て直された「大地」というのは、管理教育と批判の多い愛知県の為なのか、特に愛知芸術センターの展示では、テーマ主義が前面に出すぎて、わたしには不満が残った。孤高の作家の力こそ、世界を変え時代を生きると思うのだ。
テレビ塔 オノ・ヨーコ「生きる喜び」
愛知芸術センター ソン・ドン「ものを無駄にしない」
愛知芸術センター ハン・フェン「浮遊する都市 2011-13」
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