ミロ展 at 愛知県美術館

 ミロの日本での受容と、日本の文化が画家に与えた影響を紹介した見応えのある展示(4月29日〜7月3日)。重要作3展の会場パチリが許されているのはありがたかった。── パチリブースは嫌ですからね。

(左)『アンリク・クリストフル・リカルの肖像』1917年 ニューヨーク近代美術館所蔵

『絵画(カタツムリ、女、花、星)』1934年 国立ソフィア王妃芸術センター所蔵

『ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子』1945年 福岡市美術館所蔵。

---

 今回の展示は、1932年に国内を巡回した『巴里新興美術展』で将来した油彩『焼けた森の中の人物たちによる構成』(1931年)が再び名古屋に現れたことや、瀧口修造との交流を示す資料など、新しい研究の成果も示され充実したものとなった。感謝。