『光の時代』展 準備-5 英訳


イノダコーヒ本店
カタログ・テキストの英訳をお願いしているユーニス・デイヴィドと会って、幾つかの質問を受ける。専門家に向けたテキストであっても「マン・レイに関心がある人」と「戦前京都の詩人に興味を持つ人」の両方を、同時に惹き付けるのは難しいので、どうするか、それを外国語に置き換える作業は、困難だと思う。日本でもほとんど知られていない詩人の名前を、外国人に興味を持ってもらうように、仕掛ける作業、書いてしまったわたしの方は、自分の事でもあるし良いけど、頼まれたユーニスは大変だろうね、論理的な彼の知性と才能を持ってすれば、上手くいくと期待している。
 でも、彼が熱中している自転車のギア比や革サドルの話しを、楽しくお聞きした。みぞれ模様の空も明かりが射して、5時前、北の方に向かうナイスガイとお別れした。英語版のレイアウトもしなくちゃ(今回のカタログは、日本語と英語のバージョンを用意する予定です)。


俵青茅第二詩集『夜虹』1933年