マン・レイが無くてほっとした。


七夕古書目録

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今年の明治古典会『七夕古書大入札会』(第50回記念)は、一般下見7月3-4日、入札5日(業者のみ)の日程で東京古書会館を会場に催される。目録を頂いたので早速、パラパラと目を通している。と云うか、いつも、真っ先に文学や美術・工芸・写真の括りの後半から確認。ダダ・シュルレアリスムの洋物と写真集関係にマン・レイが無いかと、ドキドキしながら頁を開く訳。下郷羊雄編著の『メセム属』と山本悍右発行の『夜の噴水』の2ロットはお薦めと思うが、木村伊兵衛土門拳細江英公銀塩写真森山大道荒木経惟のポラロイド写真といったところが目新しい。写真集バブルは終わったと言われるなか、学生運動関連の4冊は高値となるか、気にかかるところである。今回の高額出品は木村の写真の他に、竹久夢二関係資料など、東京に出たいと思うが、我慢の試練に耐えている。金子国義の版画もいくつか掲載されている、アスタルテ書房だといくらになるかしら?