アルプの木版画 at &SHOP

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先日ルパンの店の帰りに二条大橋を渡って木屋町通を左折しようとしたら、アルプの木版画を見つけてびっくり。マーグ画廊が出していた懐かしい「デリエール・ル・ミロワール」誌の頁が広げてアパレルショップ(ARTS & SCIENCE)のウインドウに飾られている。色のない街に、渋いアルプ、とっても良い感じなので、思わず店に入ってしまった。雑誌は売り物で、店内二階に幾つかのバックナンバーが置かれていた。写真集や美術雑誌なども、ときおり販売されているとの事。幸いマーグのこのシリーズに、マン・レイは含まれていないので、ドキドキ、ヒヤヒヤする事なく楽しめた。

 帰宅して確認すると、同誌は1946年創刊でマーグ画廊で取り扱った画家たちの挿画等を使って1982年の終刊まで全253号発刊されたと云う。このアルプを表紙に使っている号は1950年11月発行の第33号で、表紙、裏表紙、見開きの3作品が使われている。同誌を懐かしく感じたのは、拙宅にミロの号を数冊架蔵しているためで、昔、シルバン書房で求めたのだった。

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 振り返るとショップの向かいはザ・リッツ・カールトン京都。海外ビップの方々も眼にとめているのかしら---