『異端の木』 by マリサ・ザッティーニ

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33☓18cm pp.64

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昨日『チェゼーナ』の写真集で紹介したマリサさんは、画家で陶芸家で詩人で、建築家。2018年末から今年にかけて近くの街フォルリにあるサンセバスティアーノ礼拝堂を会場に興味深い展覧会を催された。木の国に住んでいるつもりのわたしが西洋人のアプローチに別の文法で哲学を学ぶ感覚。頂戴したカタログにテキストを寄せたのは、マン・レイの研究者ヤーヌス、彼はそこで「彼らは自分自身で呼吸する木、新しい人生を志、完全に個人的な方法で考える人」と呼びかけている。展覧会は見ていないが限定500部が用意されたカタログは、それだけで「樹木」に連なるオーラを発して奥深い。

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