still moving library at @KCUA

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御池通堀川東の@KCUAで、図書館の形態・活用を考える「京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展」が開かれている(11月3迄)。書籍をめぐるさまざまな再編集のかたちから、図書館という場所の活用につながる『still moving library』」は、大学の移転先での@KCUAが入る棟が図書館が中心となることに関連した企画であるようで、アーカイブの活動などを含め、わたしの関心領域なので、興味深く拝見した。

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教授陣の愛蔵書が並ぶ棚、石原友明氏や中原浩大氏の『ON KAWARA 1952-1956 TOKYO』1991やディズニーアニメの資料本も差し入れられている棚。---「ここから好きなものを選んで自分だけの本棚を作ることができる」そうで、チョイスのカード形式から、「本づくり」にもチャレンジ可能の遊び心。本にはそれぞれコメントが書いてあって、道案内にも対話にも開かれている。

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マン・レイ本があると評価が変わってしまう、偏った「本」への関わりになって40年。全方位で発見に包まれる本と出会っていた若い頃が懐かしく、二階では映像作品も展示されていた。── 毎日、マン・レイ資料のデータ入力を続けていると、図書館ともアーカイブとも違うように思う。閉ざされた部屋での狂気の仕事、狂人の後に従うだけの優しさじゃ、「本」は手元に入りませんよ(独り言)。

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gallery.kcua.ac.jp

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