「写真の都」物語 28 ── お疲れさまでした。

外出自粛が解除されたので、テレビ塔の近くで会食をした。

 

f:id:manrayist:20210321085127j:plain すると、どうでしょう名古屋テレビが寄贈した大噴水からの北側が、お洒落なショッピングモールに変身していて、驚いてしまった。中川理氏(建築史)の論評によると、都市公園法改正による規制軽減で実施可能となった久屋大通公園の大規模改修事業だそうで、「名古屋は地下街の町とも言われるが、人びとが地上に戻ってきた。ただし、店舗の並べ方や通路の作り方などは、明らかにショッピングモールのそれである」氏は「囲われた内部空間を前提としたものであり。そのために、ここでの賑わいは周囲の街への接続が絶たれている」と指摘されている。パチリ、パチリと数カット、先輩諸兄に遅れないよう足早に横切った。

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 さて、展覧会の反省会、いやいや、よもやま話です。悍右さんとも交流のあった先輩は「最近、愛知大学写真部の展覧会を拝見したけど、東松照明を知らないと聞いて、ひっくり返ったよ」とビールをグビリ。

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オイルサーデンの缶焼

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牡蠣フライ

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 『ダイアローグ(対話)』こそが、写真なんで、「黙食」を求められても困るよな。悍右さんも、東松さんも、杉山さんも、マスク越しでは意志が伝わらない。京都に戻る新幹線も空席が目立っていた。

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