南仏紀行-5 カンヌ

2006年3月5日(日)

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目覚めると舗道が濡れている。部屋から見る南仏カンヌ郊外のジョンクエール通りに建つ家は赤い屋根に白い壁、フランス式窓で椰子の木が茂っている。しばらくすると一階部分に明かりが灯り、パジャマ姿のシルエットが浮かんだ。台所で朝食を準備しているようだ。(26頁)

 

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ホテル前の道路を車が行き交う、ここから、高速道路を超えて山側に四キロ程行けば、マン・レイが一九三六年頃、恋人のアドリエンヌやピカソ、エリュアール、ペンローズなどと夏休みを過ごした高原の町、ムージャンがあるはずだ。(27頁)

 

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裏通りには糸杉やライオンの彫刻が置かれた古い邸宅、ピンク色の庇が可愛い別のパン屋などがあった。 通りに出ると散歩している家人達に会う。(27頁)