南仏紀行-6 エズ

f:id:manrayist:20210401155120j:plain

城として機能していた時代にも、この同じ景色が拡がっていたのだと思うと、ロマンを感じる。季節が早いので紺碧の海とはならないが、砂浜から沖合の島々まで、海の濃淡が五色、空も加えれば色と光のバリエーションは十色以上だろうか、こんな優しい青色の変化を見たことなかった。眼下にはフランス国旗をはためかせる洒落た建物シャトー・エズ。ジャン・コクトーの映画『美女と野獣』の舞台に使われたそうだ。(30頁)

 

f:id:manrayist:20210401155132j:plain

空き地に置かれたテーブルがレストランだったり、階段を上がるたびに視界の変わる新鮮さが楽しい。(30頁)