凱旋船鉾

7月2日(金)

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 凱旋船鉾(大船鉾)は禁門の変(1864年)で消失、2014年復興。四条町大船鉾保存会によると「居祭りとなったころから町内では凱旋船鉾と称したと云うが、昭和59年(1984年)の伝統工芸博覧会において凱旋船鉾の復元展示が行なわれた折、韓国の全斗煥大統領が、第二次大戦以後韓国の大統領としては初めて訪日され、さらに上洛されるということで、国際情勢に鑑み四条町が名称を変更することになった。その際、『祇園社記』に記述されている『大船』の呼称をもとに、『大船鉾』と称することとしました。 町内には前の祭の船鉾より大きかったという伝承もありますが、同時に巡行したことがありませんので、真偽の程は不明です」との事。わたしは凱旋船鉾と称されていた頃より居祭りで拝見した記憶があり、前祭の出陣の船鉾、後祭の凱旋の船鉾として一対、大船鉾と呼ぶには抵抗を感じる。松田元氏の『祇園祭細見』では、消失するまで二つの町内が互隔年に受け持って凱旋船鉾の巡行をおこなったと云い舳先の大金幣は南四条町、龍頭は北四条町の当番となる故。

 

7月18日(日)

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7月19日(月)

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7月21日(水)

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2021年 龍頭金箔張り

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2021年艫飾新調: 桧製木彫極彩色霊獣 左舷海馬、正面鳥龍一対、右舷犀。東山区瀧尾神社寄贈。

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 毎年懸装品が整えられていくのを楽しみに拝見する。名古屋生まれなので昭和の菊水鉾には立ち会えなかったが、平成の凱旋船鉾など多くの復興に立ち会え、来年は鷹山の勇姿にも出会えると思うと幸せ。コロナ禍の終焉を願う。

 

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7月24日(土) コンチキチン

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