今朝方『マン・レイのタブローと島々のオブジェ』展案内状を紹介したのが呼び水となったのか、マン・レイが撮った仮面と同種の「鳥の羽飾りで覆われた戦神の仮面」をとらえた絵葉書をT書店で見つけた。普段は買わないけど、何か暗号が出ているのかしら。英国国立博物館民俗ギャラリー蔵との事。ネットで確認すると、眼は真珠貝、使われた鳥はピンクの長くカーブしたくちばしに赤い羽根のイイヴィ(べニハワイミツスイ)と、愛くるしい目に純白の羽根のマヌオクー(シロアジサシ)の二種。
『仮面』ハワイ諸島 13.8 × 9 cm
マン・レイの写真は2014年11月のサザビーズ・オークションにLot.146で出品されていた。予価14,000〜18,000のところ、落札価格は25,000ユーロだった。出品解説に1930年代、トロカデロ美術館で撮影したハワイのオブジェで、現在はルーブル美術館に所蔵されているとある。とすると、マン・レイによる所蔵品の写真葉書が発見できるかもしれませんな。夢ばかりが膨らみます。
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下段の着彩絵葉書はフランス・アンティーブ近くの海岸、ジュアン・レ・パンのもの。1926年に開業した同地の有名ホテル、ル・プロヴァンサルには、チャリー・チャップリンやリリアン・ハーヴェイなどの映画人の他、マン・レイなども逗留したと云う。
8.9 × 13.7 cm
同じくT書店で求めた。宛先は1888年生まれの著名な経済学者故小島昌太郎氏だろうか。