銀紙書房通信 ひとり本・第二期

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小生、相変わらずのひとり本作業を続けています。これは第二期三冊目の絵本風小型版、題して『マン・レイ:  我が愛しのオブジェ』 10.5 ✕ 14.7 cm 72 pp。1944年、マン・レイはハリウッドのパサデナ美術研究所で大回顧展を催した(9/19-10/20)折に、同地のサークル・ギャラリーで「楽しませ、困惑させ、悩ませ、反省を促す」オブジェなどおよそ37点を展示(9/3-30)。そして、展覧会のカタログというより絵本に近いアルバムを五冊程手作りした。作品写真を貼り込み短いコメントを書き加えた市場に出ることはないだろう貴重本で、現在はアントニーペンローズのところと、ストックホルムの近代美術館が所蔵している。なので、こっそり、ひとり本として再現した。オブジェに対する作家の考え、新しい表現の仕方を模索する過程を研究したいと、強く願っているのです。

 このサイズであれば、気楽に本が作れると、社主は夢想しております。

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