山口銀行京都支店(現・DEAN & DELUCA京都店他)

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20211213161741j:plain2021.11 山口銀行京都支店(現・DEAN & DELUCA京都店他) p.262 竣工: 1916年 鉄筋コンクリート造地上2階建 設計: 辰野片岡建築事務所(辰野金吾、片岡安) 施工: 不詳。屋上北東と南東に形の異なる塔屋を持つ。本作は辰野式建築の最終期の作品で、「1階、2階ともに縦長の窓が並び、細部装飾は少なく、セセッション運動の影響を受けた幾何学的で簡素化された装飾が認められる」

 ウィキによると本作の山口銀行は、大阪の山口財閥によって設立された第百四十八国立銀行が普通銀行に転換したもので、合併等を経て1933年に三和銀行、さらに、三菱UFJ銀行へと継承されている。建築の方は北國銀行京都支店として活用された後、複合施設、及び、地元の長谷ビルグループの本社となっている。

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f:id:manrayist:20211213161747j:plain2014.5

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 パラソフィア京都国際現代芸術祭の準備室(?)が二階にあって、訪ねたことがありました。その時、一階は飲食店への改装中で、金庫や内装などをパチリ・パチリとやりました。現在の「DEAN & DELUCA」はお洒落で、入店が恥ずかしい。

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2021.9

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f:id:manrayist:20211213161812j:plain2016.5.11 17:52 現役時代など仕事が終って勤務先を出ると、烏丸通を挟んで本作が目に入りました。小生には北國銀行の名称の方が親しい、夕方など西陽が回って良い塩梅なんです。そうそう、おでん屋さんは反対方向でした(ハハ)。

[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』