in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26
2021.11 京都帝国大学(現・京都大学) 楽友会館 p.200-209 竣工: 1925年 鉄筋コンクリート造地上2階建 設計: 森田慶一、森谷延雄(室内設計) 施工: 清水組。本作は先日紹介した農学部表門などを設計した森田の仕事で、「白い壁とオレンジ色の瓦が印象的なスパニッシュ様式の外見、屋根の掛け方や建物の高さの変化でリズムを与え、玄関上部にある三次元曲面の屋根、鋭利なY字形の柱など、極めてモダン」
京都風光では、玄関ポーチの意匠はドイツを中心に興った表現主義の典型的造形であると指摘する。本作は大学創立25周年記念事業の同窓会館として建てられ、基本設計案を武田五一が担当するも、森田が全面的に手を入れている。2010年改修。
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北面
[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』