『マン・レイと女性たち』展 at 神奈川県立近代美術館葉山

京都駅 6:00

---

 先日、6時14分京都始発の新幹線(のぞみ200号)で新横浜乗換、横浜線横須賀線経由逗子下車、京急バス乗換で三ヶ丘9時15分着。驚くほどスムーズな接続で神奈川県立近代美術館葉山での『マン・レイと女性たち』展開館15分前となった。有り難い。

 会場でのパチリは許されないので(その方が良いかもしれないが)、ゆっくりマン・レイ作品を拝見。今展は昨夏から始まり渋谷、北京、青島、長野、新潟と続いた巡回展の最終にあたる。新潟まで同行したファッションや宝飾関係の品に変わり、日本とマン・レイの交流を取り上げる特別企画展『マン・レイと日本』を展示室四に用意した構成。全体的にゆったりとした展示で気持ちよく拝見することができた。招来品については様々な意見があると思うが、2022年のマン・レイ現象を表わす催しなので、長野に引き続き、小生も細部を確認しながらの拝見。── 照度とLED光源の性質によるのか老眼によるのか、写真印画のギャラリースコープ拡大は、上手くいかなかった。インクジェットプリントの特性が分からないのですな。
 担当学芸員は戦前からの前衛運動にも詳しく、一次資料と作品との影響関係を紐解く展示を上手くされておられた。そして、無料で配布されている記念の小冊子がすぐれもので、マン・レイ山中散生瀧口修造との交流を紹介する書簡類が誌面をかざって嬉しかった。感謝。


『MAN RAY and JAPAN』20 x 14.8 cm 14 pp 編集・執筆: 朝木由香

---

 

海辺の素晴らしい環境。3時間ほど滞在しただろうか