『Re: スタートライン 1963-1970/2023』展 カタログ

30.5 × 19.5 × 2.3 cm 265pp 「開館60周年記念 Re: スタートライン 1963-1970/2023 現代美術の動向展シリーズにみる美術館とアーティストの共感関係」 編集: 牧口千夏 調査・編集協力: 宮田有香 翻訳: クリストファー・スティヴンズ  ブックデザイン: 西岡勉

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 拙著『マン・レイと日本』にエフェメラ・オリジナル別添のフォリオを付して、「やったわい」と自画自賛していた小生、このカタログを手にとって「ぶったまげた」。複製とはいえ、エフェメラが挟まれている。糊付けされているのではなく、単に挟まれいているだけ、しかも、その印刷物に今展との関連を示す文言は記されていない。何が入れられているかのリストもない。驚いて、ミュージアムショップで購入する時、「見本」との差異を確認したくなるほどだった。25部本でいい気になっちゃいかんと、天の声なのですな。しかも、小生版と同じコデックス装。先日、寺町通り健康ライドの折、デザインの西岡さんとすれ違ったから、声を掛けておけばよかった。心構えがあれば、これほどの衝撃は受けなかっただろう。牧口さんも宮田さんも、お疲れ様、疲労困憊の大仕事だっただろうと思うのですよ。発行部数も少ないだろうから、コレクターアイテム間違いなし、お薦めです。── もちろん、展示会場とカタログのセットになります。

 

pp.9-10 

pp.101-102

pp.95-96

● 「挟込紙片」のリストがないので、後日、完本チェックしたい人用に備忘録を残します。それだけでは魅力をおさえきれないけど、表紙カバーに隠して今泉館長の挨拶文が刷り込まれている演出にうなります、ほんと。

 

pp.4-6 編集注記(英訳) 片面刷り p.5扱い 30.5×13.4cm 赤紙

pp.9-10 開館を伝える産経新聞、記者内覧会案内状、前夜祭プログラム、案内状 19×13.4cm pp.4

pp.71-72 福岡道雄 ネガフィルム保管ファイルなど 8.4×15cm

pp.95-96 三木富雄 作品調書 異常の有無 21×15cm

pp.101-102 『現代美術の動向』展招待券 5.4×15cm

pp.123-124 京都分館が独立 京都新聞切抜 15×10.6cm

pp.155-156 現代の先鋭=新人の条件 乾由明 美術手帖 21×13.8cm

pp.165-166 『現代美術の動向』展ポスター 1968年 15×10.6cm

pp.255-256 野村仁 エンドレステープ 1970年 12.2×12.3cm

pp.265-266  筆者使用 Re:スタートライン半券 23 5, 13 日付スタンプ 筆者使用 10×6.7cm (おまけです)

 

 

カバーはボスターのような気もするし、さらに、会期後に会場風景の記録写真や作家、関係者の講演録を含む第2部版が発行されるらしい。脱帽です。