マン・レイ: イタリアの小さなカタログ ローマ 1972

22 × 21.4 cm, 24 pp.

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Galleria d’Arte / Libreria Pictogramma. Opere di Man Ray dal 1912 al 1959.  April 1972. Catalogue,  List of some works: 68 drawings, watercolors, objects, rayographis, prints, documents, and books. Texts by Paul Eluard (Appunti sui disegni di Man Ray, 1936 and Préface pour Les Mains Libres, 1937), Man Ray (Quello che sono, 1959), Francis Picabia (Mio caro Man Ray …, 1931), Jean Arp, Louis Aragon, and Max Ernst. With cronologia and bibliografia.

 イタリアのカタログには正方形のものが多い気がする。絵画作品の紹介には縦横の比率に融通が効くので都合が良く、薄冊の場合には成功例が多い、上掲もそうしたひとつだが、頁数の多いカタログで採用すると、厚いために頁開きに不自然さが残り、手と眼のバランスが難しい。今回は挟み込んだ招待状とのバランス、色彩とサイズ観もすぐれ、幸い入手する機会にも恵まれた、こちらは2018年に紹介。→ 

https://manrayist.hateblo.jp/entry/2018/12/29/152745   尚、カタログには書籍目録として92点が掲載されているので小生には好都合、シュヴァルツ、マルコーニ、ヤーヌスら先達の仕事に感謝する次第です。

corso del Rinascimento 45 - 00186 Roma 

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 ジェノヴァからスタートした連載「イタリアの小さなカタログ」もやっと永遠の都・ローマに至った。小生はマン・レイを楽しんだ人々が歩いた半世紀前の街路を想像する。コルソ・デル・リナシメント通り正面のドームはサンタンドレア・デッラ・ヴァツレ教会だろうか、ここはパンティオンとナヴォーナ広場の中間、遺跡だらけのローマですから、グーグル・ブラリも混乱します。

2020.8 グーグル・ストリートビューから引用 (感謝申し上げます)