9日(金) リアルト橋でお買い物

11:40 前方にリアルト橋 雑踏で遠い……

 自由時間を待ってリアルト橋へ向かう。グーグル・マップでの事前確認は難しく、ガイドさんのアドバイスに従い時計塔の下を抜け、建物上部のサインを目印に路地をクネクネ、およそ10分。奥様がガイドブックから興味を持ったゴンドリエールのユニフォーム専門店、エミリオ・チェッカートに到着。幼い友人たちへのお土産なのです。急いだのは13時を過ぎるとお昼休憩でクローズ、先客がいるとヤバイと思った訳。
 ヴェネツイア・ゴンドリエーリ組合のエンブレムが嬉しい、素材、デザインともに素敵なお品、喜んで着てくれるかしら、お店の人と記念写真を撮らせてもらった。

 

11:50

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 12世紀に建てられたヴェネツィア最古の教会、サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会。ゴシック様式で大時計で知られる。広場の反対側には16世紀のうずくまる男の「猫背の像」がある。パチリをしたけど良い写真になりませんでした(?)

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 さて、リアルト橋に行ったのは上掲のパチリをしたいがため。ヤーヌス旧蔵になるマン・レイの驚愕するエフェメラ類の展示即売会が昨年催された「ベニスのベニス・ホテル」の特徴を頭に入れ、渡りきって上流に向かい狙ったが、現場では難しおすな。迷路を彷徨いホテルを訪ねるのが本筋なのだけど、この時点でマン・レイエフェメラがあるわけでなく、遠いパチリだけで我慢しました。悲しい落ち葉拾いについては7月16日に報告しています。→

https://manrayist.hateblo.jp/entry/2022/07/16/060000


 とはいえ不思議なもので、先のブログで「手放す人はいないかしら。20年仕事となるから、もう間に合いません……」と泣いていたわたくしですが、赤ベタ白抜きのカタログ『おやすみマン・レイ』に載っていた、ダニエル画廊の個展(1927年)カタログ(リスト8番)を今年になって入手した。ヴェネツィアを離れ、ニューヨークを経由し、拙宅へやってきたのである。そのレースの出発点を確認したいと思ったリアルト橋詣でだった。

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12:18 メルチェリエ通り(?)