11日(日) オルヴィエート-3 聖アグネス

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アルテリオ礼拝堂 ルドヴィコ・ムラトリ(Ludovico Muratori)『聖シャルル、洗礼者ヨハネ、福音記者ヨハネマグダラのマリア、聖アグネス』(1724年)油彩・キャンバス。子羊を抱える右上の女性が聖アグネスだろうか?

 

[メモ]

 ウィキ(聖アグネス)によると、聖アグネスは13歳(12歳とも)で殉教。純潔の象徴で「若い少女たちの守護聖人」とされる。伝説によるとキリスト教迫害時代のローマでキリスト教徒の上流階級に生まれた聡明な美少女(291年〜304年)、長官センプロニウスが息子とアグネスの結婚を望むも拒否され「異教の女神に供物を捧げるか売春宿に行くかの選択を迫った」そして、ウィキには次の記述がある「一糸まとわぬ姿で売春宿へ連れていかれたが、神がアグネスの髪を伸ばされたため彼女の身体は足まで隠された」さらに拷問をうけても棄教しなかった彼女は「キリストは私の花婿です。最初に選んでくださったのはキリストですから、私はその方に従います」と屈しなかった。