愛しのマン・レイ展 出品: 214, 213, 212
マン・レイの良き理解者となった若いウィリアム・コプリーが、「知性の砂漠」カリフオルニアで無謀な画廊経営に乗り出し、開いたマン・レイの個展は注目すべきものだった。展覧会の会期は1948年12月13日〜1949年1月9日、「シェイクスピア方程式」「非抽象」「パリから引き揚げられた絵画」の3章に別けた油彩54点を中心に水彩、素描、オブジェ、写真、チェスセット、書籍などによる大規模な展示で、初日には即席のカフェが設えられカリフォルニア中の関係者が集まったという。

展覧会では案内状と凝った造りのカタログ『告示なしにあり続けるために』の他に、絵本『大人のためのアルファベット』が用意された。
* 会場撮影は関係者の許可をいただきました。感謝申し上げます。