ブランクーシの「スタンデイング・ボーイ」

丸忠で旬の味を握ってもらい、知多繁でお酒を購入。南隣の八幡社のぎんなんをもらう。封筒に入れレンジでチンすると美味しいあてになった。母親をはさんで恒例の昼食会。シャンパンはバイパー・エドシック・ブリュット、きつい一本だが重量感をもって酔わせてくれる。兄がラベル・コレクションのシートを見付けていたので使ってみると、綺麗に上手くはがれた。コルクのコレクションにラベルも加わる、見る度に味を思い出すだろうな。次いでボジョーレ・ヌーヴォを開ける、選択したのはマルセル・ラピエール。昔からの製法を守って作られた一本だそうだが、奮発した3,880円からするとコスト・パホーマンスがよろしくない。新酒特有の新鮮さが伴わないように思う、わたしには合わなかった。

 4時過ぎから腹減らしを兼ねて散歩。愛知県美術館のライオネル・ファイニンガー展を覗く(6時まで開館) 酔っぱらいなので美術品鑑賞には適さないのだが、二度と国内にまとまって作品が来ることはないだろうから足を運ぶ。しかし、彼の青はわたしには馴染まなかった。予期せずに常設展示室でコンスタンティンブランクーシテンペラ「スタンデイング・ボーイ」を知ったのは収穫だった。小牧のメナード美術館改修工事にともない展示されている様子。同美術館の収蔵品を確認しながら、ファイニンガーに冷たい表情を感じ、描く喜びがストレートに近い、常設の幾つかに和んだ。中村彝の少女像なんて良いよな。

 帰宅し、鍋焼きうどんを食す、ビールを幾杯か頂き兄姉と世間話。9時過ぎに家を出る。