友人の写真

仏壇、神棚と掃除を済ませ、昼からマロニエに出掛ける。三河安城から上洛した古くからの友人に、今回展示のポストカード連作を見せると「529」の一枚は友人のネガだったとの事。忘れていたな。彼とは18歳からの付き合いだから全部知っているのよね。エレファント・カフェが一杯なので築地で友人の写真を拝見する。A4ファイルが4冊、その他6冊ぐらいか。鞄から取り出された写真を熱心に拝見。モデルになっている女性を以前から知っているのだが、エロテックでまいった。同じヨウコだけど荒木と違ったアプローチが彼には可能であるのかも知れない。ヒラヒラとした印画紙の向こう側に冥界があるようで、とても恐い。自己を見つめ直し新しい旅出をさせるような写真。モデルとなった女性を知っているばかりに、友人の悲しみが判る。築地で写真を観ていたら、追い出されてしまった。観光客相手の店は居心地が悪い。最初からイノダコーヒに行けばよかった。

 京都逸品計画に上がって森岡パパと世間話。銀紙書房新刊と共に、友人が写真を見せる。いろいろな人と出会うこと、これが大切なのよね。「いいちこ」をたっぷり頂いた後、近くの「楽旬万菜 こしの」で一杯、二杯。お造りはよこわ、あぶり焼き盛り合わせ、れんこんの挟み揚げ、などなど。三条烏丸東入るの楽しい店は、先ほどの築地と違ってアットホーム。親切でよかった。いろいろな話で盛り上がった楽しい時間。9時前、友人が忘れたカメラケースを走って届けてくれた店員さんに感謝。