「Love is 永田助太郎と戦争と音楽」

書棚に小島輝正氏の労作、蜘蛛出版社の「アラゴンシュルレアリスト」(1974年)がある。コミニュスト以前のアラゴンに関心があるので刊行時に求めた。購入したのは京都書院だったと思うが定かではない。今日、Hさんから「Love is 永田助太郎と戦争と音楽」(震災・まちのアーカイブ 2009年)を頂いたところ、パラパラ目を通しかけたら蜘蛛出版社というのは君本昌久氏が「ひとりで営んできた出版社」だったとあって驚いた。京都に来た頃、買い求めた本が、今、いろいろなところと繋がっているのに気付かされて、興奮を覚える毎日である。マン・レイばかりを追っかけていたので、和物のつながりには疎いままで、歳を重ねてしまった。今日いただいた冊子で紹介されている永田助太郎氏(1908-1948)についても、知らなかった。焦っています。「詩法」「20世紀」「新領土」などで活躍された詩人のようだが、関連して近藤東が登場する。戦前京都の詩人たちの探索も広がってゆく予感。(Hさん有難う)

 銀紙書房・刊本「マン・レイ展のエフェメラ」75冊が完成しました。昨年の12月20日に最初のサイン・限定番号を入れてから半年もかかってしまいました。見守っていただいた皆様、有難うございます。