長刀鉾の粽

暑い。玄関に掲げている長刀鉾の粽を今年のものに替え、絨毯の洗濯をし、ビールを買いに行き、ぐったり昼寝。ブログの書き込みを少々。5時過ぎ、雷と激しい夕立で土と青葉の匂いが舞う、風があったのは一時で、また、暑い。インデックスカードの整理をするも、「戦前京都の詩人たち」についての最終章が始められない。ビール頭だな--

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 国立新美術館マン・レイ展で紹介されていた「インデックスカード」は、作者がパリに渡る時に整理したものだろうか、1920年代前半までの仕事で終わっている。画商のダニエルに油彩を預けたので、その確認の意味も含めていたのたろうか、「わたしの家族たち」と作者が呼ぶ作品たち。個々の移動を記録し照査時の所在を確認し、展覧会の準備にも役立つカード。パリに渡ってからは、ほとんどの作品が手許に置かれていた(売れなかったから)ので、作成しなかったのだろうか、戦争で仏蘭西を離れた時に携えた写真資料、この時にはインデックスカードは作らなかったのかな。後年の油彩で確認したいものがあり、続くカードの発見を期待したい。ところで、日本では「京大式カード」が知られている。わたしも1970年代から使用し、油彩レゾネの作成時に重宝した(この時には作者自身のカードの詳細は知らなかった)。いまでも、コレクションに品物が加わると一枚書き加える。もっかのところ整理番号破綻(年号下二桁が一巡)が近づき対応を決めなければならなくなっている。---1912年の展覧会カタログが一番古いので2012年以降、大分類に続く年号"12"が重複する。