マン・レイ展の招待状


10.5 × 13.5cm
レコード・コレクターの同僚と一杯やって11時前に帰宅。ビール、冷酒、赤ワインとお決まりの飲み方で酔っぱらってしまった---上品に飲むのは相変わらずできないと反省。この同僚の美形の奥さんがマン・レイの「ウッドマン」を好いてくれていて、そんな話題も交わした一杯だった。それ故に、楽しい荷物が届いたのだと思う。もっとも、深夜に目覚めてから開封したのだけど---

 古書サイトAbebooksで最新掲載品を検索するのが日課。先日、パリの国立図書館で1962年に開催された「マン・レイ写真展」のカタログが画像入りで紹介されていて、「ウッドマン」のオリジナル写真が貼付された赤い表紙の背後に、案内状が顔を出しているのに気がついて驚いた。画像を拡大すると緑色のマン・レイの文字が洒落ている。エマニュエル・ユタン書店の説明の最後に開会式の招待状付きとある。

  MAN RAY. EXPOSITION DE L'OEUVRE PHOTOGRAPHIQUE Rare plaquette ronéotypée à l'occasion de la rétrospective organisée en mai pour les soixante-dix ans du photographe. Préface de Julien Cain et texte de Jean Adhemar. Liste des oeuvres et documents exposés, commentés par Jean Adhemar et Evelyne Pasquet : des premiers clichés verre réalisés à partir de 1917, au portraits en couleurs de 1959. La couverture de ce catalogue est ornée d'une PHOTOGRAPHIE ORIGINALE de Man Ray, tirage argentique contrecollé représentant Mrs Woodman étendue entre deux formes géométrique. Très bel exemplaire contenant, INSERE, le carton d'invitation à l'inauguration

 しかし、古書価もそこそこ高い、すでに数冊手許にあるし、でもね「招待状」が欲しい。これを購入しなければ、「マン・レイ展のエフェメラ」の著者の名がすたるぞと、早々クリックに突撃(2月29日)。注文品の確認や送付方法の調整などをする間に、エマニュエル・ユタン書店の様子などをグーグルのストリートビューで確認した。ここにある訳で、早く送って、手配してなどど祈る。


Abebooksで紹介されているLIBRAIRIE-GALARIE EMMANUEL HUTINの店舗。赤色がマン・レイのカタログに通底するようで、心地よい。


パリ、8区・アルジャンソン通り5番地

消印はサン・ラザール局3月1日18時。きちんと梱包された荷物だった。カタログと招待状の状態に対する期待から開封する時はドキドキ(ポスターでは落胆したからね)。招待状のサイズを測り、コレクション・カードに書き込み、台帳に整理する楽しみ、判りますよね。ここに書き込みながら幸せのおすそ分けをいたしましょう(ウフフ)。