定本 古本泣き笑い日記


表紙左上のレッテル「尾関書店」は、名古屋時代に山本悍右先生と、よくばったり合った古書店と記憶する。
年末に買い求めてから、通勤のお供で楽しんだ古本ソムリエ・山本善行『定本 古本泣き笑い日記』(みずのわ出版、2012.12月刊、装幀:林哲夫)を先日、読了。「マン・レイ」本以外は買わないと強く心に決めた新年の誓いが揺るぎそうな、誘惑に満ちた好著だった。山本の古本魂がひしひしと伝わり、「古本道」の菌がばらまかれる様子、本人が一番楽しんでいるのだから、読み手にも伝わるよね、古書店古書市に行きたくなった---「でも、買わないぞ」。円安で海外本購入が厳しい状況ですから、よく手を洗ってうがいをしましょう。
 北白川のバックス画材に用事があって外出、府立図書館、ギャラリー16、ガケ書房、善行堂と回る。今日はお日様も顔を出して自転車者にも優しい午後だった。

三條白川下ル 柳のみどりも現れ始めましたね。