金井杜道展と2つのプレゼント


バイオリン弾き
18日(月)から23日(土)まで、銀座並木通りのギャラリーミハラヤで、金井杜道氏の写真展「1977年に」が開催されます。

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 昨年末の展覧会を報告する小冊子『マン・レイの京都2012年』も、お送りした皆さまから好意的な反響をいただき喜んでいる。幾人もの「たったひとりの人」と続けてお話をさせていただける幸せを感じている。今日も帰宅すると二つのプレゼントが届いていた。黄色い紐で綴じられた雑誌の頁には、ポートフォリオ「女たち」から美しい裸体が移されているし、「時を越えた貴婦人たちのバラード」の知的な振る舞いに見とれていしまった。記事に「マン・レイはいつだって女性が大好きでした」という友人トレイヤール氏の言葉が入っているけど、これを送って下さった写真家も知的な美人。カメラを持つ人は明るく素直だと思う。
 もうひとつは、2000年5月にフランクフルトで開かれた「マン・レイ展」の案内状で、キキをモデルにした「アングルのヴァイオリン」が使われている。実際に展覧会を観覧したと云う「たったひとりの人」からの、記念品のおすそ分けなので、無性に嬉しい。紙片の間にシルン美術館の空気が織り込まれているのではと、鼻を近付けた(いけない花粉症だ)。深謝です。京都にお出かけの折には、一杯やりましょう。

雑誌「マリクレール」のマン・レイ特集号(フェルー街のアトリエの頁)と展覧会の案内状