『洪水』第15号


『洪水』第15号 25.4×18.2cm, PP.136

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1月1日に発行される詩と音楽のための雑誌『洪水』第15号(洪水企画/草場書房)に「マン・レイと私達の時代」(46-49頁)を発表させて頂きました。昨今のネット社会における写真の使われ方を危惧しつつ、100年前のマン・レイが活躍した時代と作家の生き方を振り返りました。今号の特集は「近現代のやちまた」というもので「われわれが生を営む現代、わけわれの生の基盤となった近代を、われわれは本当に知っているだろうか。」の問題意識で組まれ、編集の池田康氏から、「専門のマン・レイのことや、写真や映画のことなどで近現代のポイントはここにあるぞ!」といった視点での協力を求められた訳、著名な方々による座談会(安藤元雄、野平一郎)やインタビュー(呉智英、篠原資明)、鋭いエッセイに、愚稿が紛れ込んで申し訳ないと反省しきり。同誌は定価1,080円(税込み)、書店などで手に取っていただけたら嬉しい。

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四条大橋・後方に東華菜館

四条川端上ル・前方に菊水

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毎年、大晦日はT百貨店に出向き、頼んでいた迎春用生菓子を受け取るのが、家人からの指令。その折に祇園町などブラブラして写真を撮るのが習慣となっている。今年は、温かくお天気最高なので、歩くのには適しているが、写真には光が単調で、ややハズレ---宮川町からえびす神社、建仁寺と抜けるルートから祇園へ。一力の松飾りを見ながら、色街の迎春準備はよろしいなと、ウロウロ、開店前の権兵衛には人の列。今宵は日本酒で年越蕎麦といきましょう。

辰巳大明神

団栗橋からの鴨川パチリは「定点観測かしら」

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今年も沢山、楽しくお酒をいただいた。振り返れば東京へ行った1月末の瀧口修造展を始めとして、姫路市美での勉強会、マン・レイのコレクション展、吉田塾での京都を愛する人達の会、そして、もちろん京都写真クラブの仲間たちとの、折々の集まり、おでん屋さんでの撮影会を含めた歓談、よくぞ、そこまでと自分をほめてやりたいほどの暴飲暴食、痛飲の日々であった。あまりの自堕落に家人に叱られる事、度重なり、さすがに、後半は自嘲、楽しいから、楽しいからと、年も考えずにバカな事ばかりをしてしまったなと、ヨッパライながら反省をしております。神田沙也加さん良かったですね(ちょっとウルウル)。