バスタブに浸かって---マン・レイ


展覧会カタログから ジュリエット
東京国立近代美術館名古屋市美術館広島市現代美術館と巡回してきたヤゲオ財団コレクションの「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」が、最終地の京都国立近代美術館で開催されている(5月31日迄)。ヤゲオ財団は台湾の大手電子部品メーカーが関連して創立された非営利組織だそうで、今回の展覧会は作品の価格が全面に示されていて、面白いやら、羨ましいやら、えげつないやらで、興味深い。
 このヤゲオ財団にはマン・レイの描いたジュリエットの肖像が含まれていて、普段はパスタブに浸かって、ゆっくり眺められるように飾られている(様子が写真パネルで紹介されている)。ハダカでマン・レイは気持ち良いだろうね。うらやましい。