虎の毛皮が好みなんて、品が無いかしら


朝鮮毛綴

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京都生活工芸館・無名舎(吉田孝次郎さん)のコレクションを紹介する『都に届いた異国の風』と題する展覧会が京都芸術センターで始まった(20日迄)ので、さっそく昼休みに拝見。祇園祭りの期間に飾られる京都人の好みを、しばらく楽しませていただいた。朝鮮渡来の品物は、よろしいな。展覧会のチラシで吉田さんは、「能楽、茶道、華道、造園とほぼ同時期に創始された「山鉾風流」は名無き町衆達が好み選んだ品々の組合せを楽しみ都を巡る。彼等が受け止めた「異国の風」を、おしゃれな庶民の装と共に旧明倫小学校大広間に陳べて改めて観てみよう。」と呼びかけておられる。このところ雑事に追われて「吉田塾」に参加出来ていないのだが、2016年の企画も発表されて血が騒ぐ。「後祭北観音山曳き初め」は7月20日、「朝鮮毛綴れ」は来年3月12日と興味つきない。尚、氏による特別講演会が17日14:30〜15:30の予定でひらかれる。

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函谷鉾の見送りに虎の毛皮