bound for


京都写真展: ギャラリーマロニエ3階 2016.12.20-25

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ここ数年いろいろな別れを経験した。「あの人たちはどこへ行ったのだろう」と、名古屋に帰る新幹線の車内で、ぼんやりしていたのは米原駅の辺りだったろうか。電光表示の文字が流れて「bound for」に続く、行き先がはっきり読み取れない。それぞれの人に相応しい土地があって、すでに旅は終わり、新しい生活を始めておられるのだろうか。声を聴いたり、姿を観たりする良い装置が手に入らないので、出発日を頼りに、安物のカメラを持って歩き始めている。---再雇用が終わる身なれば、出発する日も近い。行き先は告げて列車に乗りたいと思うのだが、荷物が多すぎて難儀するばかり。