SUDの杉山茂太と名古屋の写真家


2015年2月15日

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中部学生写真連盟高校の部で活躍された杉山茂太氏との別れについては、昨年の3月6日5月31日6月4日に報告させていただいた。今回「bound for」として、纏めたいと思ったのは、氏から影響を受けた高校生の頃の自分を思い出したからである。写真合宿の場で氏の後方に写っている学生服の人物が、昨日、上洛された若き日の「名古屋の写真家」。

「これが、僕か---」

「貴方が言ったから---」

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2001年11月22日

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 名古屋の写真家が最愛の夫人と別れる事になってしまった日から、15年経った京都で、ロマンチックな写真を展示した。(二人の生活については拙著『三條廣道辺り』の「エロテックな墨流し」の章を参照)。過ぎ去った時間と、ギャラリー・マロニエの空間。対向する壁面に掛けられた彼の出品作は『笑顔の10分』、続くコメントには「窓の恋人の笑顔 / 鏡の恋人の笑顔 / 「笑顔になる恋人の生活をつくるのは男」の例示として源氏物語はある」とある。振り返ってばかりではいけない、笑顔の女性はよろしいな。